サッカードイツ代表の背番号

世の中には、ユニフォームに背番号がのせられている様々なスポーツが存在します。世界中でトップクラスの人気を誇るサッカーもその一つであり、エースナンバーや永久欠番の他、個別のチームで特別な意味を込められた番号などが存在します。多くのチームでは10番をはじめ11番や9番や7番を中心選手がつけるといったことが多いです。しかし、ヨーロッパの強豪ドイツで「13番」にこだわった選手がいました。

元キャプテンのミヒャエル・バラック選手です。多くのチームでは、背番号13番は中心選手でもなく、控え選手がつけることも珍しくありません。しかし、複数のビッグクラブのレギュラーとして多くのタイトルを獲得したこともあるバラックは、ブンデスリーガのレバークーゼンに入団の際、元ドイツ代表のルディ・フェラーが背負っていたチームの永久欠番13番をフェラー本人に了承してもらってからこだわるようになったとのことです。フェラーはバラックにとってのスターでもあったため、その後もバラックは13番にこだわり、イングランドのチェルシーに所属している際にも背負っていました。

その他にも13番は、1960年代および1970年代に数々のタイトルを獲得し、多くの大会で得点王となったことのある元ドイツ代表のゲルト・ミュラーが背負っていた番号でもありました。ドイツでは、13番はエースナンバーとまでは扱われていませんが、3人の偉大な選手たちが背負った番号ということで知られています。このようにサッカーの背番号には過去の選手などによって何らかの意味が込められたものがチームによって多く存在し、時にはドラマなども含まれているということです。