サッカーにおけるドイツとトルコ
ブンデスリーガは、ドイツ人選手の割合が高いことで知られています。外国人枠は設けていないものの、試合のメンバーにドイツ人選手を規定人数以上含まなければならないというルールがあることも大きな理由ですが、実は移民もドイツ国籍を持つ選手として登録されていることも一つの理由になっています。
ドイツは元々移民を受け入れてきた歴史がある国で、ポーランドやトルコから多くの移民が移り住み、子孫を残しています。サッカー選手にも移民の二世や三世が多く、そういった選手はポーランド人やトルコ人としてプレイすることは滅多にありません。
代表チームにおいても、トルコ系移民の選手が数多くプレイしてきました。しかし、クラブチームでプレイすることと代表チームでプレイすることは異なり、国家の代表として戦うべきチームに移民が含まれていることはサポーターの間でもたびたび議論になっています。なかには試合前の国歌斉唱で口を閉じたままという移民選手がいることも議論に拍車を掛けています。
しかし、出自に関係なくサッカー選手としての実力を評価するのであれば、移民であっても受け入れるべきという論調もあり、今後のメンバー構成に注目が集まっています。