ワールドカップ サッカードイツ代表
ワールドカップの歴代最多優勝国はブラジルでこれまでに開催された全20回の大会に全て出場し、5回の優勝を果たしています。そのブラジルに次ぐ優勝回数が4回で、イタリアとドイツが達成しています。この結果だけを見るとこの三カ国の結果は伯仲していると考えられがちですが、実はドイツは優勝した大会以外でも好成績を残し続けているのです。
これまで優勝は4回ですが、準優勝も同じく4回、3位も4回という成績になっていて、継続的にこれだけの成績を残している国はほかにありません。第一回大会と第四回大会は欠場しているため、ブラジルと比べると参加した大会の数が少ないにもかかわらず決勝進出の回数はブラジルを上回っています。また、1982年大会以降は全ての大会でベスト8以上の成績を残しているほどで、サッカー大国としての歴史的な実力は他国の追随を許さないのです。
ドイツは育成システムが優れていることに加えて、自国リーグであるブンデスリーガがクラブの財政に関して厳格な規定を設けているためリーグとしての浮き沈みがありません。そのことが優秀なサッカー選手を生み出す土台になっており、ワールドカップでも継続的に好成績を残すことが可能になっているのです。